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日本の領土問題

尖閣諸島
$中学受験社会のブログ
まず確認しなければいけないことは、日本が抱える領土問題は「北方領土」と「竹島」だけである、ということです。それが日本国政府の正式見解です。いま話題の「尖閣諸島(せんかくしょとう)」は入りません。
「北方領土」と「竹島」は歴史的にも国際法的にも日本固有の領土ですが、それぞれロシアと韓国に不法占拠されてしまっている土地で、両国から返還された時に領土問題は解決します。「尖閣諸島」は、確かに中国や台湾が領有権を主張していますが、歴史的にも国際法的にも日本固有の領土であり、現在も日本国により普通に統治がなされているため、「領土問題」という表現は使いません。使ったら中国が喜びます(笑)。

しかし実際にはそのへんの認識が、きちんとなされていないという現状があります。

参考記事

蓮舫行政刷新相は14日の閣議後の記者会見で、尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で中国が日本の対応を批判していることについて「(尖閣諸島は)いずれにしても領土問題なので、私たちは毅然(きぜん)とした日本国としての立場を冷静に発信すべきだと思っている」と述べた。
2010年9月14日 朝日新聞より

鳩山首相は「日中の間で衝突があったとき、アメリカは安保条約の立場で行動する。しかし(尖閣諸島の)帰属問題は日中当事者同士で議論して結論を出す、と私は理解をしている」と回答した。
 この言葉に、会議途中で退席した石原知事は怒り心頭の様子を隠さなかった。報道陣に、「日中間で尖閣諸島の帰属を協議しようって、こんなバカをいう総理大臣いるのか? 正式に(米国から)返還されたんだ。ばかな会合だよ。ナンセンス!」。
2010年5月27日 産經新聞より


または中学校の入試問題でもこのような表現があります。

日本と中国の関係について述べた文として誤っているものを次の中から2つ選び、記号で答えなさい。
ア 日本と中国の間には尖閣諸島をめぐる領土問題が存在している。
イ 日本の中国からの輸入額(2006年)で、いちばん多いのは衣類である。
ウ 日本の貿易相手国で、輸出額・輸入額(2006年)ともいちばん多いのは中国である。
エ 日本と中国の国交が正常化したのは1972年である。
オ 日本で黄砂が観測されることが多くなったのは、中国内陸部の砂漠化が進んでいるためである。
H21年早稲田中学校第1回


この問いの答えがイとウになります、
イ・・・金額的にいちばん多いのは機械類だから誤り
ウ・・・この時点では最大の輸出相手はアメリカ(リーマンショック以降、アメリカへの自動車輸出が減ったため、現在は中国)だから誤り
つまりアの「日本と中国の間には尖閣諸島をめぐる領土問題が存在している。」は正しいということになってしまうわけです。


与党の政治家(しかも内閣総理大臣!)や早稲田のような名門校の先生ですら、このような認識でいるというのは驚くべきことと言えます。これはやっぱり戦後の日本の社会科教育に一貫して問題があった、ということが言えると思います。教科書の中の「国家主権や領土」に関する記述はきわめて手薄で、本当にこれで独立国なのかと思われる部分も多々あります。こういう国際常識からかけ離れた教育が長年積み重なった結果、主権や領土に関心も興味もない人たちが先生になり、マスコミに入り、政治家になり、きわめて危うい状況になりつつあるのだと思います。

今回、尖閣諸島問題が必要以上にこじれて、日中の対立が深まったのは残念です。が、日本国民の間で国の主権や領土に関する問題意識が少しでも深まったことは良かったと思います。



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